ぐっぱいずリーフ

寧ろ鶏口と為るとも、イナゴと為ること無かれ。

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Deep One -ディープワン- 感想・レビュー 【Nameless】※一部ネタバレ有

発売前に "ギルティクラウン" や "Fate" 臭がすると揶揄されていたアダルトゲーム・Deep One、とりあえずやり終えたので、レビューがてらに軽く紹介します。

 

Deep one

 

※考察記事ではありません故、作中シナリオの完全解説はいたしません

※一部軽くネタバレ含みます。知りたくない方はブラウザバックで

 

  

Deep One とは

新出アダルトゲームブランドであるNamelessの処女作

 

タイトル:Deep One -ディープワン-

ブランド:Nameless

発売日:2018.10.26

ジャンル:新本格バトルビジュアルノベル新本格バトルビジュアルノベル

 

発売に際し、Fateで有名なTYPE-MOONの代表・武内 崇を始めとして有名クリエイターやブランドが直々に公式へお祝いコメントを送ったり、アニメーション演出がまとめサイトに取り上げられて騒がれたりと、事前のセッティングもとい盛り上げはバッチリでした。

 

俗に言う "期待の新人" 状態...だったのだが...(これは後述)

 

 

ストーリー

《魔導書(オールド・ワン)》を巡る、旧家達の宿業の争い
その宿命に翻弄された兄と妹は───その日、共に戦うことを決意する双子がいた。


兄の名前は『尚哉(なおや)』
妹の名は『九花(このか)』

 

幼いころに両親と死別するという、辛い過去があったものの

ふたりは、ささやかながら幸せに満ちた日々を過ごしていた。

 

平穏であたたかな日常。
そんな毎日がこれからもずっと続くと、兄妹は思っていた───

だが、そんな淡い希望は、ある日、無惨にも砕け散ることとなる。

Deep One 公式サイトより

 

すごく大雑把にあらすじを書き起こすと、

 

『とある田舎の由緒ある名家の末裔たちが、本家の跡継ぎに反旗を翻し、本家組 対 分家組で魔術戦争を起こす』

 

みたいな感じです。伊賀と甲賀の争いや聖杯戦争とそう違いはありませんな。

 

 

世界観・設定・構成

公式サイトなどを見ての通り、厨二系のラノベチックなエロゲー。

 

このコンテンツだらけのご時世では仕方が無いこととは言え、"どこかで見たような設定" が結構出てきます。それらを複合したような作品。例えば日別チャート式シナリオなんかは同種の魔法バトルエロゲ(2015)にそのまま同じくあったなぁと。

 

 

メインの異能バトルには主に魔術が用いられており、その魔術に関する設定や登場する用語の多様さは『とある魔術の禁書目録』の原作を彷彿とさせる事細かさで、序盤は用語に関する説明をキャラや地の文があまり行ってくれないため、用語集(TIPS)を見ながらプレイしていかないと話に付いていけなくなります。

 

例えば突拍子も無く

『ウェンティゴ』『ドルイド』などなど言われても訳がわかりませんからね。

 

なお、用語は数百にまで及ぶため、一度のプレイですべてを把握することはおおよそ不可能かと。

 

 

ストーリーの構成

ヒロインごとの√制ではなく正規ルート一本道なため、細かいセリフ差分とTIPSを回収するつもりが無いのであれば、基本的に何度も同じシーンを辿る必要性はありません。エッチシーンも一本道で全て行われます。

 

話の構成は全13日のチャプター制となっており、チャプター間に各キャラクターの心象を表した物憂げなつぶやきが表示されたり。これがなかなかカッコイイ。

 

持つ者は持たざる者の悲哀を知らない。

朱鷺谷 秀逸

持たざる者は持つ者の孤独を知らない。

チャプター6 End画面 より

 

 

ところで、このゲームには選択肢でハズレを引いてしまうと主人公やヒロインが死亡してバットエンドになってしまうのですが、死亡後にヒントを貰う択を選択すると、Namelessのマスコットキャラクターである『ナナシ』と『ジョー』がメタ発言丸出しでプレイヤーへ向けて話しかけてきます。

 

それはもう

『いや、その選択肢は無いわー』

『〇つ前の選択肢から間違ってるよ』

といった具合に。

 

また、他の創作作品の見覚えのある有名なセリフ(某吸血鬼漫画の英国執事等)まで引用しているので、メタ発言やパロディが苦手な方は見ない方が良いかと思われます。

 

ちなみにマスコットキャラクターの二人(?)はNameless公式サイトから確認できます。

 

 

難解な言葉遣い

この作品は特に難解な言葉遣いが多いように思えました。

キャラの発するセリフはともかく、地の文はかなり堅苦しい表現が多かった印象で、下手をすれば漢検1級、2級レベルじゃないかと思われる語句や語法もチラホラ。

 

例えば以下のような日常的に見かけない単語が頻繁に登場します。

 

  • 深窓
  • 破落戸
  • 斜交い
  • 雅趣
  • 艱苦
  • 証憑
  • 畢竟
  • 虞犯
  • 鞠躬如
  • 簒奪
  • 寂寞
  • 長五百秋
  • 閨秀
  • 馥郁
  • 行住坐臥
  • 右顧左眄
  • 霍乱
  • 須臾
  • 穎脱
  • 恐惶

 

漢字に詳しい人ならともかく、私はそうではないので、しばしば手を止めながらスマホで意味を調べていました。もっとも、そこまで真面目に読み解こうとしなくても話は理解できるので、実際問題そこまでする必要性はありませんが。

 

世界観の重厚さを強化するために、あえて堅苦しく難しい表現を多用しているのでしょうね。

 

 

魔術とは - 魔術関連の用語

  • 魔術:錬成した体内の魔力を外界へと射出し、それをマナと作用させて現象をもたらす術。8000年の歴史を持つ。人為的に発生させる魔術に対し、魔法は再現不可能な神の奇跡とされている
  • 魔術師:魔術を行使し実行する者
  • 魔導士:魔術を学び成果に還元、または後進育成する者
  • 魔導書:別名 "オールドワン" 。大昔より歴史の裏に秘匿されてきた禁忌の書物で、一つの魔導書でも《受胎型・従者型・自立型・休眠型・静物型・傀儡型・寄生型》の異なる七形態を持ち、その中でも自立型は非常にレアな存在とされている。魔導書は国連の定める危険度の低いものから《第二級指定・第一級指定・封書指定・二重封書指定・准禁書指定・禁書指定》の六種があり、人類へカタストロフを齎す恐れのある危険な魔導書は、もっぱら無害な休眠型にした上で最高セキリュティの公的機関により厳重に秘匿および管理されている。禁書指定の中でも最も危険とされている七冊を《七大禁書》と呼び、そのうち数冊は行方が分かっていない。魔導書はどんなに損壊しても消失することはなく、無力化された場合は七位流転図に遵い次の形態へと移行(《遷移》)する
  • 魔道書:グリモワールと呼ばれる人為的に作られた魔導書の贋作のこと。いわばレプリカや模倣品となる下位互換《デッドコピー》だが、中には例外もある。魔導書が意思を持っているのに対し、魔道書は意思を持たない
  • 原典:魔導書のプロトタイプ
  • アルケ・タイプ:例えばRPGゲームにあるような火属性や風属性のように、本人が魔術を行使する際に発現する術式の魔術的特性
  • ヴィクティム:次世代技術の副作用によって発生すると言われている急性突然変異の被害者(ヴィクティム)。罹患者の別名は《ウェンティゴ》。人間のヴィクティムを《V1》、動物の犠牲者をヴィシャス 《V2》と呼び、魔術によってこのウェンティゴを意図的に創造することは《フォービドゥン・フォー(四大禁忌)》の中でも最大の禁忌とされている
  • 詠唱:某忍者マンガの印の結びだと思えば分かりやすい。魔術を発現させる際に唱える呪文。基本的にこの詠唱が長ければ長いほど強力な魔術を行使することができる。速攻の詠唱を《ファスト・キャスト》、詠唱を完全に省略して発動させる高度な詠唱を《ゼロワード・キャスト》《ワンアクション・スペル》、立て続けに魔術を行使することを《ダブル・キャスト》と呼ぶ
  • 英国式古典魔術:ヒロインの一人である佑姫カスミが使用するイギリス式の魔術。その長い歴史の中で英国魔術はコード化、分類され、さながら一種の学問の様相を呈している

 

 

主な登場人物 (一部ネタバレ含む)

 

斎野 尚哉 (CV:柊 三太)

本作の舞台となる上水流(かみずる)に代々続いているお屋敷貴族・斎野家の末裔。

意味深なオッドアイに意味深なメッシュヘアーをしており、性格は素直で実直。

俗に言うイケメンだがシスコンなのが玉に瑕。

 

秀盟宮花という私立校の一般クラスへ通っており、クラスのヒーロー的存在。

家族はヒロインである双子の妹の九花のみで、両親はともに他界している。

 

 

生前の親の一存によって、本人は何も知らされていないままになっているが(一部は自分で記憶を改ざんしている)、斎野の業という面倒なものを意せずして背負っている。

 

有する能力は《必要可欠の才愚(アルガゼル・コンプックス)》と呼ばれるもので、簡潔に言えば自己の肉体の精密マニュアル操作。通常人間は呼吸や心拍やその他のあらゆる代謝を自動で行っているが、この能力を行使することによって自己のあらゆる身体機能のオン/オフを意図的に切り替え、身体機能の意識や駆動を割り振ることによって肉体の性能を限界まで高めることができる。作中では関節を意図的に外してリーチを伸ばすという離れ技も。

 

上記の才に関連する特技は身体強化(ブースト)、感覚尖鋭(エンハンス)、代謝活性(リジェネレーション)、高速反応を可能とする神経統合(インテグレート)、道具を身体とシンクロさせる同調使役(ページング)、体感速度を操る潜行(ゾーン)。これに長年積み重ねてきた須佐神道流の剣技が加わるため、そこらの獣程度では相手にならない。

 

彼の正体は当タイトルである《ディープ・ワン》を可能とする禁忌のバケモノで、魂を損なうことなく深層に達し、異形化することができる。

 

CVは重要な場面のみで日常的なパートにはボイスが無い

 

斎野 九花 (CV:澤田 なつ)

斎野 九花

© 2018 Nameless

 

尚哉の妹。おっとり巨乳、Hカップ。ボインボイン。

 

学園や商店街における人気は随一でアイドル的存在。

ヌルイ温室育ちのような印象を受けるが頭が良く、佑姫のシバキの場面を見るに、意外と精神力や我が強いことが見て取れる。

 

能力は外界共感系・超感覚知覚門・感覚共有属(ESP/感応能力)

俗にいうテレパシーで、言葉を発さずとも対象の脳内に直接語り掛けたり思考を読み取ることができるため、敵の思考を読み取りそれをそのまま味方に受け渡すことも可能。根っからのサポートタイプである。

 

斎野の女として体内に受胎型の魔導書を宿しており、名を天璽旧辞(あまつしるしのふること)と言う。この魔導書は『全てのものを最適に導く』力を持つ。

 

実はおっぱいに匹敵するでっかい隠し事をしている。

 

比奈森 沙耶 (CV:くすはらゆい)

比奈森 沙耶

© 2018 Nameless

 

斎家の分家であり守護役でもある比奈森家の当主。ガチ幼女体系貧乳(AA)。いつも同じ着物を着ている。

主のために仕えて主のために死ぬというヤンデレじみた滅私奉公の精神を有しているが、性格そのものは温厚で育ちも良く、教養も家事スキルも十二分に備えている。

 

長巻のような長刀を用いるその腕は一流。というか人外。

ウェンティゴも神速で一刀両断し、剣の実力者である朱鷺谷を圧倒する実力を持つ上に、刀を無尽蔵に錬成する能力を有している。

 

体内に斎野家当主用の受胎型魔導書《明鏡止水》を宿しており、ギルティクラウンのような挙動でリアルブートできるようになっている。

 

※こんな感じ

ギルティクラウン

ギルティクラウン から

 

魔導書の力のために半ば事務的に行ったまぐわいシーンでは、尚哉に『伊賀の性をお注ぎ申す!』

...ではなく斎野の精をタップリとお注ぎされ申した。

 

ちなみに明言こそされていなかったが、どうやら老化しない体質(能力?)であるため、下手をすれば年齢が3ケタを超えているロリババアの可能性もある。

 

柚原 亜希 (CV:沢澤 砂羽)

柚原 亜希

© 2018 Nameless

 

尚哉と同じ学校に通う病弱そうな少女。

尚哉とは中学時代より付き合いがある。

 

いつも髪で片目が隠れているのはある理由によるものであった。

 

エッチシーンはナシ。

 

佑姫 カスミ (CV:神代 岬)

佑姫 カスミ

© 2018 Nameless

 

斎野家の分家である佑姫家のお嬢様。英国ブレナム魔術法院の首席卒業生である魔女。

英国魔術協会における形式は位階7位相当のドルイド式・精霊魔術師。

作中の冒頭でイギリスから日本へ帰ってくる。

 

今はめっきり見なくなった強気でプライドが高い暴力暴言系ツンデレヒロイン。しかしながら、ぶっきらぼうかと言えばまるでそういうわけでもなく、非常に知略に長け、戦闘においては何手も先を見据えてミスリードを誘い、裏をかくなど非常に冷徹な一面が見て取れる。

 

と思えば人に優しくなったり冷たく突き放したり、まるで掴みどころがない。

もしかすると型に嵌めにくい結構珍しいタイプのヒロインかも。

設定がブレているというわけではなく "絶妙" にカテゴライズがしづらい。

 

 

ブレナム魔術法院の上位組織 -  魔導の聖地《鐘撞き堂(ディオゲネス・ガーデン)》12針の末席、6時を担う《ロイヤルウィザード(大魔導士)》サミュエル・ハーウッド《烏鷺の道化師(クラウン&オーギュスト)》の弟子にして師を超える天才。

 

彼女自身も異名持ちの "ネームド" であり、《いと高きを往く者(ヒューペリオン)》、《東の最厄》などの二つ名をこの他にも複数持っている。個人的に一番好きなのは "偽悪者"

 

 

能力は外界投射系・古典形式魔術門・現象記号化属・炎熱特性一級種の炎使いで、作中で最も多用する技は『ヒースの火精』の詠唱が印象的な《緋の矢》。

主にドルイド(森の叡智)魔術などを使用し、某忍者漫画のシ〇マルよろしく刃物による影縫いも行う。

 

一見遠距離戦闘系かと思いきや接近戦にも心得があるらしく、魔術で自己強化すれば素手でも人を吹き飛ばせる。

 

 

使用する魔導書は《妖精の書(フェアリー・テール)》と呼ばれる第二級指定書で、偵察や分析といった斥候や使い主のサポートを得意とする従者式(猫型)の魔導書。彼女はナンシーという名で呼んでいる。佑姫を『マイマスター』と呼ぶのはFateやヘルシングのオマージュだと考えるのは些か突飛すぎるだろうか。

 

 

ところで、彼女(佑姫 カスミ)は一番のメインヒロインっぽい立ち位置であったにも関わらず、今作では性的なシーンもラッキースケベも一切描かれることがない。

 

後述するプチ炎上ではそれも一つの要因となっているのかも。

 

恐らくエッチシーンは(ピー)に持ち越しかな。

 

文示宮 篤 (CV:土門熱)

尚哉の幼馴染。腐女子が好きそうな傲岸不遜 "俺様系" のイケメンメガネ。

斎野分家の中で最も力を持ち、上水流に多大なる影響力を持つ文示宮家に生まれた悲劇の無能。その無能さから一族に虐げられ、救いたかった少女もロクに救えず、さらにはその少女の一番近くにいながら存在すら忘れてしまった斎野家当主である尚哉にただならぬ怨嗟を覚え、結果として無事闇落ち。此度の屋形倒しへとつながる。

 

作中の冒頭では学園の副会長を務め、文示宮の威光とその冷淡さから学園中で畏怖されており、尚哉に出くわす度に侮蔑の言葉を浴びせてくる。

 

復讐を誓い尚哉を潰すことに人生をかけてはいるものの、卑怯、小癪な手で打ち倒すことに意義はないと考え、何だかんだ正々堂々とした勝負を挑んできたりこなかったり。

 

使用する "魔道書" は《無名の白書》と呼ばれ、彼はブラフを以って魔道書の能力をあえてミスリードさせていたが、真の能力は生物のV化などではなく、他者の魔導書の能力を割譲してもらい、その能力行使を可能とする魔道書であった。

 

一葉 (CV:一色 ヒカル)

斎野家の後見人。正確には魔導書の後見人と言うべきか。

 

元より感情の起伏に乏しそうな反応をしていた通り、彼女の正体は人間ではなく自立型の魔導書。

 

魔導書とは言え、尚哉や九花の身を内心で案じるような反応をしていたため、わずかながらに人の心を有していることが窺える。

 

泡沫 夜仔 (CV:海原 エレナ)

学園の教師であり、生徒指導を担当するエッチな先生。

その正体は殺し屋集団である人狩一座のメンバー。それと同時に文示宮篤との利害一致を理由に協力関係...のみならず "そっちの関係" をも結んでいる。

 

《陰翳礼賛》という寄生型の魔導書を以って、闇と影を操り対象を暗殺するのが得意。

その特性上、夜間はめっぽう強いが昼間はまるで無力となり、仮に夜間であっても相手が発光していると有効な技のパターンが減少する。

 

そういえば初上場時に多用していた遠距離攻撃魔術は、慢心王ギル〇メッシュの "ゲート・オブ・バ〇ロン" に酷似していたようないなかったような。

 

朱鷺谷 衆逸 (CV:切木Lee)

尚哉の剣道の元師匠であり兄貴分であり憧れでもある男。実は分家の宮下。

学ラン大好きマン。

 

まさに『朴念仁』という言葉がふさわしい硬派な性格をしており、感情の起伏をあまり感じられないが、他人思いな節が度々垣間見える。絵に描いたような背中で語る父親タイプ。

 

意味深なセリフを口にすることが多く、序盤のうちからいろいろと背負っていることに察しを付けることができる。

 

八戸 莢貴 (CV:春男児)

『謎の転校生』を自称し、短期間のうちに転校して回る正体不明のデキ杉君。

何でもできる上に明るい、まさに陽キャの極み。お調子者でもある。

 

一見エロゲにありがちな "バカ親友ポジション" かと思いきや、その正体は...

 

個人的な話だが、立ち絵が反転したときにヘッドホンまで反転してるのが気になった

 

 

サミュエル・ハーウッド (CV:井出 五郎)

佑姫カスミの項目で名がすでに出ているが一応。

 

ヤリチンじじい。

とてもすごい(小並)英国のエリート魔術師ということであるのだが、作中では冒頭の数十分にしか登場しない上に佑姫に敗北を喫するため、大仰な肩書に相応しい活躍のほどを見ることはできない。

 

各所の紹介文だけで鑑みれば、とりあえず学園都市で言うところの "レベル5" のような業界トップクラスの実力者なことは確かである。

 

恐らくだが(ピー)では活躍の場面があることだろう。

今作は顔を見せただけといったところか。

 

 

炎上について

ご存知の方も多いかと存じますが、このDeep Oneというゲームは発売後に軽く炎上しました。

 

というのも、エッチシーンに力を入れている旨の公言を行ったにも関わらず、シーンが計4回しかない上に、先に述べた通りエッチシーンのないヒロインが存在し、またそれと同時に今作中でストーリーが完結しておらず、『ラスボスを倒してハッピーエンドかと思いきやさらにその裏方が出てきて次回予告と共に話が終わる』というものになっています。

 

要するに大見得からの落差と告知不足でユーザーの不信感を買ってしまったわけです。

そのせいで批判が殺到したらしく、公式で謝罪文が表明されるほど。

 

DeepOneをご購入、お楽しみ頂いております皆様にスタッフ一同心よりお礼申し上げます。
また特に広報・告知の未熟、不備によりご満足頂けなかった皆様のご指摘を深く受け止め、改めてご満足頂けるよう精進致します。

Deep One 公式サイトより

 

私は特に気にしていませんが、やはり炎上は致し方ないでしょうね。

ただでさえ高い物をまた買わないといけないのですから。

 

『俺たちの戦いはこれからだ!(キリッ)』じゃないだけ良かったのではと、私はそう前向きに捉えてます。

 

 

兎角、Namelessのスタートダッシュは失敗に終わったと言っても過言ではありません。

見る限りではみなさんかなりお怒りです。

 

※私は特に気にしていませんが

(大事なことだから二回言う)

 

 

Deep Oneをプレイして思ったことを箇条書き

  • フルHDにしてほしかった
  • エロゲにしては誤字脱字が少ない(私は一カ所しか見つけられなかった)
  • エフェクトやカットインなどで動きがあって良かった
  • BGMも壮大で力が入っていたと思う
  • 戦いの優劣が交互に逆転するシーソーゲームが多い
  • 魔術や能力の細やかな設定は読んでいてワクワクした。TIPSも良い。
  • 「あれ、まともに魔術詠唱して戦ってるの佑姫だけじゃね...」
  • 敵に明確な "悪" がいなかったことが個人的にはがゆい。お互いの矜持がぶつかったような展開で、明確に倒すべき悪がいないことに物足りなさを感じた
  • 最終的に魔術ではなく異形同士の肉弾戦になっていたのが残念だった。物理じゃなくて魔術戦をしないとせっかくの設定が勿体ない
  • 敵にも魅力的な知将が欲しかった
  • ラッキースケベが少ない
  • 一場面が長くテンポが悪い
  • 文字(漢字)遣いがいたずらに難しくて疲れる
  • 戦闘シーンの回想があるのは良かった
  • バッドエンド後のメタ発言ルームが面白い、斬新
  • バットエンドでヒロインのリョナ描写が欲しい
  • 佑姫を主人公にしてスピンオフ出してくれ
  • やっぱり佑姫がナンバーワン

 

まともに知能派魔術師やってたの佑姫しかいない件。

後は剣とか触手とか素手だったな...。

 

 

総評

このゲームは何と言うか、『ニトロプラス社並みに力が入った下地を用意したけど、それを上手く生かせなかった作品』みたいな感じ。

 

設定も凝っていましたし、アニメーションもといエフェクトに注力されていたと思いますが、いかんせんその設定の不完全燃焼感とエロ不足と売り出し方が良くなかったかなと思われます。

 

ただまぁ後から分割商法や未完成商法が発覚してイメージダウンしても、その評価を挽回した例はいくつもある(マブラヴ / ディエス・イレ等)ので、次回作で汚名を挽回していただければ今作を購入して怒り心頭の方々も一部は矛を収めてくれるのではないでしょうか。

 

それにしても、再び9,000円の買い物をするのはなかなか悲しいですね。トホホ。

 

 

とりあえず次回の焦点が九花と比奈森だったと仮定するなら、次回作はみんなが期待している(と思いたい)佑姫と影の薄かった柚原に焦点を当てていただきたく所望します。

 

それとも新ヒロインで枠埋めるとかやめちくりーだよ。

 

 

とりあえずDeep Oneを現在系でやりたいと思っている方は、分解商法どんと来いな気持ちで購入しましょう。さもなければ怒り心頭です。

 

もしくはいずれ出そうな完全版でも待つとか。(いつの話だよ)

 

 

ではお粗末でしたがこの辺で。