ぐっぱいずリーフ

寧ろ鶏口と為るとも、イナゴと為ること無かれ。

ぐっぱいずリーフ

ᴍᴇɴᴜ

炎上に湧く正義のヒーロー "SJW" にご用心

 

事案・事件・不祥事・重大トラブルのニュースが流れると、ツイッターやヤフコメ等で『死刑にしろ!』『許せない!』と不透明な背後事情を一切鑑みずに脊髄反射で至極もっともらしい義憤を露わにする人、

 

企業や有名人の不祥事が明るみに出ると鬼の首でも取ったかのようにウキウキでひとり断罪し始める人、不謹慎な発言をした人を晒し上げ集団で袋叩きにする人...イパーイ(⑅•ᴗ•⑅)いますね。

 

正義感 私刑

 

不祥事.....ネットリンチ.....イナゴ....うっ、右腕が疼く...

 

 

不謹慎やら不祥事やら事件やらのネガティブなニュースが流れると決まって湧いてくる、正義感に熱く無暗やたらに断罪(しかも求刑は死刑ばかり)したがる第三者ヤジウマ衆のことを、私は『正義マン』というセンスの欠片もないクソダサ名詞で呼んでいます。

 

というより、インターネット共通のミームとして、先のような人たちは広く『正義マン』と呼ばれている節があったりなかったり。

 

彼らをスマートかつ的確に表す通明を誰も流布させられなかったようで。

インフルエンサー頼むよ。

 

 

そして最近になって、この正義マンを表すスラング───例えるならフェミニストを "お気持ちヤクザ" と表現するような侮蔑的代名詞があることを知りました。

 

 

正義の味方 - SJW

正義マン 炎上 SJW

 

日本で俗に言うところの正義マンを、グローバルなスラングでは

 

social=社会

justice=正義

warrior=戦士

 

の頭文字をとった

 

《SJW》

(直訳:社会的な正義の戦士)

 

と呼び、主にフェミニストやLBGTや障害者といった少数派の権利主張を行う者たちから、社会的に落ち度のある人間に対してここぞとばかりに石を投げる群衆(複数形⇒SJWs)ないし個に用いられます。

 

 

で、このSJWは一見『正義の味方』といった誇らしげな名誉に見えるものの、実際は肯定的な意味で使われることはなく、もっぱらバカにする意味合いで用いられる言葉なのだとかで、

 

雑に表現すれば『ヒューヒュー、ヒーローかっこいー!w』といったような、からかいや軽蔑として使用されるラベル───陽キャや陰キャ、オタクやパリピといった汎用性の高いカテゴライズワードの一つとなっています。

 

社会正義の戦士(SJW)は、フェミニズム、市民権、多文化主義、アイデンティティ、政治などの社会的進歩的見解を推進する個人や、社会悪と捉えられることに対し、正義感を振りかざして一生懸命叩いている人たちを揶揄する軽蔑的な言葉として用いられる。

 

このSJWは2011年頃にツイッターに登場したことを皮切りとし、今や数が増加してしまった各種の正義マンを揶揄する言葉として、主に海外で広く使われるようになっています。

 

 

SJWの特徴

SJWの特徴

 

Social Justice Warrior - SJWに共通する特性

 

  • 正義感が強い
  • 代理的攻撃性(vicarious sadism)が強い*1
  • 自己顕示欲が強い
  • ステレオタイプ
  • 偏見を叩く割に自身も偏見持ちの傾向がある
  • 不合理
  • 感情的で客観性に欠ける
  • 信念が無くてもある "ふり" をする
  • 相手をすぐにレイシスト呼ばわりする

 

 

一番下の項目なんて、反論されるや否やすぐにミソジニスト認定するフェミニストそのまんまだったり。

 

『少数派の主張を肯定しない、すなわち差別主義者だ』、と。

 

 

これから増えるよSJW

不寛容 SJW

 

徒党を組んで少数者でも声を上げやすくなった現在。

 

主観で見ていてもそうですが、客観としてこのSJWが増加していると言われ、今後は『表現に関する問題を激しく取り沙汰してくるだろう』と、SJWは世界的に警戒される存在となっており、実際にSJWがコンテンツや職業を潰した実績も複数あるため、今後のSJWの動向に注目が集まりそうです。

 

昨今において個人主義、グローバリズム、リベラリズムが強まり、例えば "人種・国籍・LGBT・障害者・女性・ADHD" 等からポリコレ云々でこじれる話が増加し、今後は多方面から『これがイヤだから無くせ』というお気持ち表明が多々現れるのでしょう。

 

そして冒頭で述べたような代理的攻撃性が強い正義マンたちも、今後の炎上沙汰で以前よりも数が増加し、そして過激な私刑を行うようになっていくものと思われます。

 

  • 『不謹慎発言!?被害者に謝れこの悪魔!クズ!あ、住所本名職業特定しました^^』
  • 『痴漢!?性犯罪者はキンタマを切り取れ!』
  • 『老人が道路を逆走!免許を取り上げろ!老害はとっとと4ね!』
  • 『動物虐待!?死刑!死刑!』
  • 『レイシストのオスジャップ共は死刑!死刑!』
  • 『学校でいじめ!?いじめたやつを殺せ!』

 

 

『やらかしたヤツは正義の名の下にぶちのめしてやろうぜ。なにせ俺らは正義なんだから───』

  

 

隙あらばなんたら

ネットリンチ 私刑

 

私としては社会活動家としてのSJWなんてどうでもいいですが、あの脊髄反射で『死刑!死刑!』と大真面目に叫んでいる人たちを見るたびにゲンナリします。

 

なぜかって、私は自分の正義感や倫理観にまるで自信がないので、自信満々で自分の正義感を振りかざしている人を見かけると、いろんな意味で眩しすぎてコンプレックスが刺激されるのと、どうしてそこまで自分の正義感に絶対的な自信を持てているのか不思議でならないですし、背後事情が明らかになっていない案件にすら第一報の時点で悪者を決めつけてバッシングしていますから、いくらなんでも短絡的すぎないかとつい首をひねってしまいます。もしかして独自の捜査で警察よりも先に犯人を特定している高度な探偵だったりするんでしょうか。

 

 

例えば『〇〇で遺体発見。付近にいた血まみれの男から事情を聴取しています』というニュースが流れたとしましょう。

 

この時点だとまだ犯人はわからず、血まみれの男はあくまで被疑者ですね。しかし、SJWはそのあやふな状況証拠だけで犯人を勝手に決めつけ、『死刑・極刑・大喝采!』とひとりで裁判官ごっこをお披露目しています。

 

実は誤認逮捕だったり、被害者方に重大な落ち度があったり、正当防衛だったり、むしろ相手に殺しを切願されてやむを得ず殺した(自殺ほう助)ケースなんていくらでもあるのに、そんなことどこ吹く風と言わんばかりに好き勝手に正義感振り回す。

 

 

単なる窃盗や煽り運転動画のコメント欄にすら死刑叫んでいる人いますからね。

間接的に人を殺したくて仕方がないようです。殺人衝動でもあるんじゃないですか。

 

もっとも、自浄作用というか悪いことが悪いことであるということを知らしめるために、正義マンはいた方がいいはずなんです。

 

 

わかってます。悪いことはもちろん悪いですし、加害者は然るべき罰を受けるべきだと私も思います。

ただSJWは "悪い事" に対する物差しのあてがい方や考え方が安直で、極端に言うと少年マンガの熱血主人公にあるような「よくわかんねぇけどお前はなんとなく悪そうだからお前の野望は止める!」的な「いやもっと考えろよ!」って突っ込みたくなるオーラがあるんですよ。

 

正義感の強い人はいなくても困るけど、かといっていすぎてもノイジー。

果たして彼らは正義感が強いのか、はたまた他人が社会的に滑り落ちていく様を見たいだけの紛い物なのか。はてどちらでしょうか。

 

 

自己陶酔した正義感は本質がトロールに近くなってしまうかもわかりませんね。

 

 

他者の批判を聞き入れず、自分は「いいこと」をしてると思い込むのがテロリストの傾向なわけですけど、一般社会としては、めちゃくちゃ迷惑だったりするわけで。

 

───西村博之

 

 

参考

Social justice warrior - Wikipedia

 

 

 

関連記事:正義マンではなく真逆の『荒らし』について 

 

*1:トロールにもこの傾向がみられる